Basic
診療における
基本画面と基本操作
「診療録」の本質を追求した
直観的でシンプルな構造&操作性
カルテ2号用紙のレイアウトを踏襲し、左側に過去カルテ、右側に当日のカルテを表示。クリックやドラッグ&ドロップなど、基本的な操作だけで簡単スピーディにカルテを作成できます。
POINT
- 1
- こだわり抜いた
一覧性&視認性 - ぱっと見ただけで全体を即座に把握できるシンプルなデザイン。
- 多彩な機能を使用頻度や重要度から分類し、最適な場所に配置。
- 2
- 心地よく使いこなせる
直感的な操作性 - マウスではスクロール、タッチペンではタッチ&スライドが動作の基本。
- 入力はほぼクリックだけで行え、初めて触れた人でもすぐに慣れます。
- 3
- 動作がスピーディ!
クイックレスポンス - マウスやタッチペンのポインタ移動、画面の切替、視線など、あらゆる動作を最小化。
- 処理速度を速め、作業を効率化します。
窓口業務の課題を解決
患者さんが医療機関を訪れ、最初に接するのが「受付」です。
一時期、「待ち2時間、診察5分」などと医療機関の現状をやゆする言葉がささやかれていました。患者さんに、医院の多忙さや処理しなければならないことの多さを理解してもらうことは難しいことですが、このような状況から医療機関が解放されるためには「待ち10分、診察20分」という状況を多く作り出すことが必要ではないでしょうか。
医療機関では、診察、処置、検査といった医療行為以外に、事務処理が多く発生します。医療行為も、事務処理も、手作業で行っていば、時間と人手がかかりますが、ラボテックの電子カルテシステム「SUPER CLINIC」を導入することで、これまで多くの時間がかかっていた作業負荷の軽減と処理時間の短縮が可能となるのです。
症状、身体情報、既往歴、服用中の薬剤、アレルギー情報などの問診データは、受付・待ち時間を利用して一括入力できます。それぞれの入力項目は、定型句やテンプレートとしてセットしておくことで、その中から選択入力が可能となり、少ない入力処理で作業が完了します。
- その結果・・・
- 受付は診療所の「顔」。高いホスピタリティの提供
- スムーズなチェックインで、ストレスなく診察室へ
- 患者さんの待ち時間の短縮、混雑緩和
- といった課題・問題が解決されます。
System
患者さん第一の
受付管理システム
受付患者一覧
画面例では、来院された患者さんが一覧表の形式で確認できます。診療待ち、診療中、診療終了、会計終了などステイタス情報や患者さんごとの申し送り内容やメモなどがどの端末からも確認できます。
新規患者登録
患者さんの登録は、入力内容のチェック・アラートを行う、保険の種類に合わせた負担率・給付率の表示など正確でスピーディーな入力アシスト機能が充実しています。また専用の保険証OCRスキャナーで読み込むことで、提示された保険証を画像としてだけでなく、文字データとして取り込むことが可能ですので、さらに入力時間の軽減や入力ミスの防止に役立ちます。
問診キャプション
症状、身体情報、既往歴、服用中の薬剤、アレルギー情報などの問診データは、受付・待ち時間を利用して一括入力できます。それぞれの入力項目は、定型句やテンプレートとしてセットしておくことで、その中から選択入力が可能となり、少ない入力処理で作業が完了します。併せてタブレット端末を活用すれば、患者さんでも簡単に問診内容を質問形式で入力することができます。
こうして入力された内容は、そのままカルテに反映されます。
診療業務一連をサポート
ドクターは、「SUPER CLINIC」に搭載されている情報・機能を活用することで、スピーディーなカルテ作成が可能となります。
例えば、あらかじめカルテのひな形や入力情報を登録しておくことで、患者さんの診察時や対話しながらでも結果を入力することが可能です。さらに再来患者さんの場合でも過去カルテや特記事項、検査結果なども即時に確認することができます。
また、必要に応じた検査オーダー、処方箋の作成、次回予約など一連の診療業務の中でもドクターに大きな負担をかけることなく、最小の動作でカルテをオートマチックに作成し、診療業務一連のサポートをしていきます。
System
必要な情報を
すばやく確認・参照
過去カルテ・問診情報
取り込んだ問診情報は、カルテ所見欄や特記事項に即反映されますので、カルテを開くと同時に確認ができます。過去カルテの情報は時系列にリスト化されているので新旧切替表示がスムーズです。また、診療カレンダーからの指定表示もできます。さらに、受診履歴は診療対応したドクター別や診療科別、保険・自費別の絞り込み表示なども可能となっており、利便性を追求したシステムとなっています。
サマリー
患者さんごとに診療の経過や特記事項などを要約(サマリー)して保存・表示する機能です。また付随して過去カルテの時系列表示や処方・検査・処置などの診療行為のアイコン表示が可能なため、診療履歴の経過確認が容易となります。
カルテナビ
検査・注射・リハビリなど診療行為ごとに患者さんの履歴情報を表示します。過去の投薬履歴を確認して、該当の処方を本日のカルテにDo入力することが可能です。
検査結果
通信を介して取り込んだ外注検査結果は、各患者さんのカルテに自動的にリンクされますので、時系列表示や投薬内容と同時にグラフ化するなどのアウトプットが可能です。
カルテ検索
過去カルテの情報からキーワード検索する機能です。
キーワードは自由入力や病名、処方・検査などのテンプレートから入力することができ、確認したいカルテのみをすばやく表示します。
System
カルテ作成をサポートする
便利な機能
Do入力
過去カルテの内容を本日カルテに入力する機会は多く、いかに必要な内容を簡単に入力できるかがポイントです。SUPER CLINICでは1.カルテ内容すべてをDo、2.区切り単位でDo、3.区切り内の一部分をDo、といった方法があり必要に応じて使い分けしていただけます。
テンプレートセット、カルテセット
頻度の高い診療行為はテンプレートセット化しておけば、選択するだけでオートマチックに入力ができます。また、所見、オーダー、病名などの診療の流れをひとまとめにし、カルテセットとして登録することにより、ワンクリックで一括入力が可能に。さらに、こうしたセットを追加したり変更したい場合でも、カルテを作成しながらその場で即できてしまうのが特徴です。
編集バー
Do入力やカルテセットで入力した内容を変更したい場合、変更箇所をクリックすれば用量や日数、項目の変更が直観的にできます。また編集バーを使えば、追加・変更・削除も簡単です。間違って入力してしまっても「戻る」ボタンがあるので安心です。
シェーマ
シェーマはテンプレートおよび画像の中から選択。マーキングはもちろん、コメントも定型句からの選択やテキスト入力により簡単に入力でき、そのまま力ルテに貼付することができます。
病名
病名を登録するにあたり、部位や修飾語の自動並び替えや転帰予定の設定が可能です。複数病名の一括転帰機能もあり、病名管理をしっかりアシストします。
System
きめ細かな診療支援機能
お薬事典
薬剤の商品名、一般名、メー力一名、剤形、薬効、添付文書の記載文字の組み合わせ、または識別記号での検索が可能です。検索は保険薬または保険外薬を指定できます。薬剤写真付き添付文書の表示と印刷も可能です。
カルテに記載されている薬剤についても、該当の添付文書を表示・確認が可能です。
処方チェック
入力された処方内容について、相互作用、配合変化、年齢、体重別の用量、妊婦、授乳婦、虚弱者などへの禁忌の有無、過去および他診療科の処方との重複投与の観点からリアルタイムにチェックを行い、処方の安全性を高めます。
病名ナビ(チェック)
本日の処方や検査・処置の各項目の候補病名を導き出す機能です。自動チェックの設定にすると、カルテ登録時に、入力漏れの可能性がある項目と候補病名をリスト表示します。期間指定して一括チェックすることも可能です。
処方の体重換算機能
患者さんの体重から自動換算入力ができます。セット処方を一括換算したり、過去カルテからのDo入力の際の自動換算も可能ですので、注意の必要な入力作業をサポートいたします。
保険・自費カルテ切替
保険診療とは別に自費の内容を追加したい場合、ボタンひとつで自費カルテを追加し、相互に入力することが可能です。会計もそれぞれに処理しますので、相互の切替や登録など煩雑な操作もなく運用ができます。
診療アラート
定期検査などの事前通知機能を装備しています。数か月単位で行う検査や処方、指導などを忘れないようにするために、一定の期間を過ぎたら通知するようセットできます。
予約(未来)カルテ
診察中や会計時に予約状況を力レンダーに表示。患者さんと相談しながら、次回の来院日を予約できます。また、次回行う検査や処置を予め登録する予約力ルテを使えば、来院受付時から効率的に診療を行えます。
画像検査機器・デジカメ・スキャナーから
取り込んだデータを一括管理
画像検査機器やデジカメ、スキャナーなどから取り込んだ画像は、患者さんごとに管理されます。時系列に表示し比較することが可能です。また、カルテにサムネイルとして貼付することで登録された情報へ簡単にアクセスできます。
文書管理システム
診断書や紹介状の作成に独自の文書管理機能を使うことにより、過去カルテの内容からドラッグ&ドロップで簡単に引用したり、ひな形の文書を展開して作成したりと効率よく文書作成ができます。その他公的文書や検査レポートなど必要な文書を追加することも可能です。
会計・レセプト管理もお任せ
ラボテックの医事会計の実力は、1995年の「NEXTレセプトシステム」発売以来、今日までの法改正やサポート・メンテナンス対応の実績で証明済みです。レセコンから電子カルテまでトータルで診療所を支えるSUPER CLINICならではの統合された機能が迅速で確実な請求業務を支援します。
System
正確で効率的な運用
会計処理
診療が終わりカルテ入力が完了すると、カルテデータと会計システムがリアルタイムにリンクし処理されますので、会計処理も完了し患者さんをお待たせすることがありません。
カルテ情報をもとに、初・再診、検査判断料、採血料、調剤・処方料などは自動的に算定します。社会保険診療報酬支払基金が公開している「電子点数表」に基づく算定チェックもすることで、医療事務知識の少ない方でも、請求漏れのない、正確な窓口会計が可能です。
レセプトチェック・作成
会計データからレセプト請求用データを作成する過程で詳細なチェックを行います。チェック結果内容に連動して該当画面が開きますので修正も容易です。作成したレセプトを必要分だけ印刷またはビューア画面で確認することもできますので安心です。院外処方を行っている場合でも、点検用モードに切り替えることにより、処方内容を表示させることも可能です。
各種帳票・統計機能
会計時の処方箋や領収書・明細書の他に日報・月報や会計カードなど、定型の帳票類の表示・印刷機能はもちろんのこと、診療科やドクター別点数内訳集計や、患者さんの保険や属性、診療録(病名、所見、オーダー)情報から検索機能など診療及び経営分析に役立つ集計・検索機能が充実しています。
オプションとして提供される便利機能
オプション機能を追加することで、さらに効率的な診療業務を実現できます。
Option
オプションとして
提供される便利機能
無線LAN
院内において、無線LANによるワイヤレス環境で運用できます。ノートパソコンやタブレット端末でカルテ操作をする際に、所定の場所に限らず移動しながら患者さんに対応することができます。
また、有線LAN接続口に縛られることがないので、院内レイアウトの変更や端末の追加もしやすくなり医院経営上のメリットがあります。
往診システム
在宅医療のニーズ増加に伴い、システムは往診にも対応しています。往診前に患者さんのデータを端末に移し、往診先で参照・入力。診療所に戻ってからは、データをそのまま本体へ戻すだけで一元管理が可能となります。
リハビリカルテ
患者さんのリハビリの進行状況を管理します。リハビリの種類や担当者に分けて、一覧表示させることも可能。また、リハビリ指示、実施記録内容もすぐに確認でき、効率よく最適なリハビリプランを策定できます。
服薬指導
内服薬、外用薬や注射について、薬剤のカラー写真、形、色、効能・効果、相互作用、服薬の決まりなどを記載した服薬指導文書を発行します。患者さんに分かりやすい情報を提供することで、正しい服薬と薬への理解に役立ちます。
有用性を高める豊富な外部連携
診察や診断のために行われる各種検査をはじめ、院内業務をサポートするさまざまな機器・システムとの連携実績が豊富にあります。外部システムとも簡単でスムーズに連携できることで、電子カルテの運用だけでなく診療業務全般の有効性を高めることがSUPER CLINICで実現可能です。
System
多様な外部システム
リンケージで総合支援
外注検査オーダー
SUPER CLINICは、カルテに入力した外注検査について、各検査会社の端末にオーダー情報として出力します。
そして、そこから検体ラベルや依頼票の出力ができますので、手書きでの作業がなくなり、作業の時間短縮、記載ミスの防止に役立ちます。
院内検査
画像診断を行うファイリングシステムや院内検査機器を管理するシステム等と連携することができます。院内検査機器へのオーダーや結果の取り込みが可能で、外注検査結果と併せて表示するなど一元管理も可能です。
入力・参照支援
カルテの入力や参照にキーボード・マウスだけでなく、ペンやタッチ操作が可能なディスプレイやタブレットPCなど診療現場に耐えうる検証済みの機器もご用意しています。
声入力ソフトを活用すれば、カルテの所見や診断書・紹介状といった文書作成が手軽にできます。また、電子カルテ閲覧ソフトと連携することで、過去カルテの情報が患者さんにリンクして参照することもできます。
受付・会計支援
受付・窓口では、診療予約システムや再来受付機と連携することでスムーズな受付対応が開始できます。
診療終了後には、自動精算機や釣銭機と連動していることで会計の自動化が可能となります。釣り銭の間違いがなくなるだけでなく、金銭授受の時間も短縮され窓口業務の負担が軽減されます。
システムセキュリティとデータ保全
電子カルテシステムで最も重要な問題は、セキュリティと蓄積されたデータの保全およびシステムを止めないということです。そのために、SUPER CLINICは、二つの視点で、システムとデータ保全の仕組みを提供しています。
Security
セキュリティ対策
厚生労働省のガイドラインに準拠
カルテという秘匿性の高いデータを扱うシステムですので、高いセキュリティポリシーが求められます。SUPERCLINICは、厚生労働省の通知にある、「診療録などの電子媒体による保存について」に規定されている三原則、
●真正性
●保存性
●見読性
に技術的に準拠しています。従って、データ確定以降は、虚偽入力、書き換え、消去などの処理が行われると、その行為が自動的に記録されます。
改ざんなどのデータセキュリティも高いレベルで確保
SUPER CLINICは、各機能に対して利用権限を設定します。スタッフは権限が与えられた機能しか利用できず、データの更新も厳しく制限されます。また、システムログ管理機能によって、改ざんやデータの持ち出しなど、情報漏えい防止を考慮した厳しいデータセキュリティ対策が講じられています。
Security
データ保全
システム構成とメンテナンス
受付と診察室の2台最小構成から、クライアントサーバーシステムでの40台構成まで、診療所の規模や必要性に応じたシステム導入をしていただけます。システムのバージョンアップや法改正への対応はもちろん、すべてのプログラム変更を自動的に行い、必要なデータ、ソフトウェアそのものも常に最新の状態に保つことができます。
ダブルサーバー方式
ダブルサーバー方式は、サーバーが何らかの要因でダウンした場合、クライアントとして利用していたパソコンをサーバー化することで、SUPER CLINICのダウンタイムを最小限に抑えるための仕組みです。いざというときに備えた方式で、大切なデータを失ってしまう心配が不要になります。
BCP対策を考えるのであれば、クラウドバックアップが有効
従来までのダブルサーバー方式は、「システムを止めない」という事案に対しては大変に有効ですが、同じ診療所内に設置されるので、地震、台風、火事などの災害からシステムを守ることはできません。最悪のケースでは、大切な情報も遺失してしまいます。
したがって、事業継続を考えたシステムでは、別の場所、クラウド環境上にデータを保存するという方法が有効になります。クラウドでデータを預かるサービスでは、データセンターと呼ばれる災害からシステムを守る堅牢な建屋内にサーバーが設置されています。また、入退出管理も大変に厳しく、カルテ情報のような秘匿性が高いデータでも安心していただけることができます。